( 2013.10.31 )
!?
   




「食」 に関する情報が溢れている昨今。 「食べログ」 や 「お願い!ランキング」 ではわからない、食の危険性やニッチな話題をランキング化し、食に関する裏情報を追った。



 TPP、チェーン店、 中国毒食品、 業界裏事情、 添加物、 食品 ……
 TPPや放射能汚染の問題など 「食の安全性」 への関心は日々高まっているが、食品ジャーナリストの椎名玲氏は
「諸外国では “危険” と判断される食品添加物などが、日本では野放しになって消費者の口に運ばれています」
 と指摘する。
「特に危険なのが旨味成分のアミノ酸を粉末化した、 “タンパク加水分解物” です。 塩酸を使って加水分解したものに、発ガン性物質と疑われるクロロプロパノール類が含まれています。 日本の食卓に欠かせない醤油など、頻繁に口にするものに含まれています」
 発ガン性のある食品添加物では、亜硝酸ナトリウムがソーセージやハムといった頻繁に口にすることの多い食品に使用されている。 さらに、アルミニウムも厄介な代物である。
「膨張剤などに含まれるアルミニウムは多量に摂取すると腎臓に障害が起きることが指摘されています。 また、アルツハイマー病との関係を指摘する説が出たこともあります。 厚労省も今年6月に使用基準を定めて規制する方針を決めました」
 上記の食品添加物が含まれるもの以外にも、日常的に口にする食品で危険なものは多い。
「スーパーで売られている唐揚げの鶏肉には中国産が多いのです。 成長ホルモン剤を過剰に投与される上、死んでしまった鶏も輸入され、唐揚げなどに加工されています」
 さらに、先述したアルミニウムの含有が危険視された小麦粉食品には、別の問題もある。
「日本の小麦粉はほとんどが輸入ものなのは有名な話ですが、遺伝子組み換え小麦の混入に関して、何の措置も検査体制も取られていません。 遺伝子組み換え小麦は、DNAを傷つけアレルギーを引き起こすという説もあり、小麦粉なんて日常的な食品が、それでいいのかは疑問です」
 日本では食に関する情報公開がお粗末だと椎名氏は警鐘を鳴らす。
「危険な食品を自分の知らないうちに食べてしまい、危険か危険じゃない食品かを選ぶことができない。 安い食べ物にデメリットがあるのは仕方ないことですが、日本ではそのデメリットに関する情報公開が少なすぎるんです」
 食の情報公開に関して、日本は完全に “後進国” となっているのが、現状だ。




【1位】 タンパク加水分解物:多くの調味料商品に使われており、製法によって製造過程でわずかながら発ガン性物質発生すると指摘されており、欧米では摂取上限値を設けている国も多い。
【2位】 アルミニウム:膨脹剤、色止め剤、品質安定剤などの食品添加物に含まれている。 欧州では規制の対象になっており、日本も厚労省が使用基準を定めて規制する方針を決めた。
【3位】 亜硝酸ナトリウム:ボツリヌス菌の増殖抑制や発色のために魚・ハム・ソーセージなどに使用基準値に基いて使用されている。 多量に摂取した場合、本来の食材成分と一緒になると発がん性物質に変異することを危惧する声もある。



1位:唐揚げ( 鶏肉の産地が明記していないもの )
2位:冷凍の小麦粉食品( パンケーキなど )
3位:サーモン( チリ産 http://www.parc-jp.org/kenkyuu/2008/chile-salmon2006.pdf




( 2014.07.21 )

  


 「ここ10年間で日本の外食産業は大きく変わってきています」 と語るのは、近著 『 「外食の裏側」 を見抜くプロの全スキル、教えます 』 がベストセラーとなっている河岸宏和氏。 昨今、食品偽装事件などで食の安全が問われるなか、海外からの輸入加工品のシェアが急増している。 こうした現状に対して、 「食品業界を知り尽くした男」 との異名を取る河岸氏は 「日本の食の危機」 として警鐘を鳴らす。
海外から輸入する仕入れ品が増えた一番の理由は、外食産業で 『おいしさ』 『安全性』 を無視し、 『安さ』 ばかりを追求する企業が増えたこと。 結果、従来は人件費が高いベテラン職人に任せていた仕事を、海外で加工して作った “仕入れ品” に頼ることでアルバイトに代替し、人件費を大幅に削減するようになった。 仕入れ品は保存が利くように添加物が大量に使われている。 そんなまずくて安いだけの仕入れ品が、日本の外食産業にどんどん進出しているんです」
 我々の身近に溢れかえっている仕入れ品だが、一番の問題点はその事実を知らないことにある。
「多くの飲食店で使用されているのに、気づいていない人が非常に多いんです。 スーパーで買う食材にはこだわる人も、外食先ではその料理がどこで作られ、どんなものかを知ろうとしない。 でも、それでは利益主義の外食業者を増長させるだけ。 もっと消費者が店や食品を選ぶ目を養う必要があります」
 誤った選択をしないための “プロの着眼点” で見ると ……




 見た目は普通のハンバーグ。 でも、なんだか食感がフニャフニャしていて、味もイマイチ……。 「そんなハンバーグに遭遇したら、肉の中に植物性タンパクを大量に混ぜている可能性が高いです」 と河岸氏は指摘する。 植物性タンパクとは、大豆や小麦などを原料として抽出されたタンパク質のこと。 実は近年、ファミレスやスーパーなどのハンバーグに 「混ぜ物」 として使われていることが多いという。
「植物性タンパクは肉よりも原価が安いので、入れれば入れるほど利益が上がる。 多いときには、半分近く植物性タンパクが使われたハンバーグも存在します。 ただ、大量に使うと当然味が薄まるので、その味を補うためにさまざまな添加物や濃い味付けのソースなどでごまかしています」
 スーパーなどで売られているパックに表示されている原材料は比率が多い順なので、肉の次に 「植物性タンパク」 が記載されている場合は注意したほうがいい。 だが、ファミレスなど表示のない外食店の場合は、見分ける方法は皆無。 自分の舌を信じるほかない。